2011年3月11日。未曽有の大災害が、東北地方と関東地方の太平洋沿岸部を襲い、壊滅的な被害をもたらしました。 道路、橋、水道、マンション、学校…。それまで世の中に当たり前にあったインフラが、一瞬にして失われてしまったのです。
誰もが一日でも早い復旧・復興を祈りました。しかし、そこには大きな壁が立ちはだかっていました。最前線で工事の指揮・監督を行う建設技術者が圧倒的に足りなかったのです。
こうした被災地の切迫した人材需要を知った私たちは、1日でも早い復旧・復興のために、たとえ微力であっても力になりたい。その思いだけで、震災からわずが2か月後の2011年5月、福島・郡山の地で「ウィルオブ・コンストラクション」を立ち上げ、建設業界に特化した人材派遣事業を開始しました。
その後、復興支援事業にとどまらず、2020年東京オリンピック・パラリンピックや高速道路の大規模リニューアル、都市の再開発事業など、全国各地のプロジェクトに参画。日本のインフラを守り、くらしと経済を支える一助となるため、建設技術者の皆さまとともに歩んできました。
建設業界では、いまだに人手不足や長時間労働といった課題が山積みです。私たちはこうした建設業界に根付く旧来の「働くスタンダード」を変えたい。 若い世代も女性の方々も、誰もが夢をもって働くことのできる建設業界へと変えていきたい。その未来のために、これからもポジティブな変化を建設業界に、世の中に、生み出し続けていきます。