特集
女性活躍×建設業界

建設業界を
女性が当たり前の
世界に変えていく

ウィルオブ・コンストラクションには、建設現場の第一線で活躍している女性社員が数多く在籍しています。そこで、2021年に新卒入社した同期の4人に、建設現場で働くことに決めた理由、 働く環境や雰囲気などをテーマにざっくばらんに語ってもらい、女性から見た建設現場のリアルに迫りました。

koizumi

古泉 玲

PROFILE
住宅新築現場の施工管理を担当後、キャリア開発部に異動。現在は鉄筋工事の研修を行う

nanba

難波 ほのか

PROFILE
住宅の配管工事の施工管理を担当後、キャリア開発部に異動。現在はPCスキル研修を行う

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玉城 舞

PROFILE
住宅等の給排水工事の施工管理を担当後、新卒採用部に異動。現在は学生の採用業務を行う

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勝俣 瑞穂

PROFILE
配管メーカーの事務職として就業後、営業部に異動。現在は企業への人材提案を行う

入社前に抱いていた建設業界へのイメージや
印象ってどんなものでしたか?

古泉

「私にできるのかな?」っていうのが率直なイメージでしたね。高校では工業系を専攻していたんですけど、教室に女子は私だけだったんですよ。なので、当時のことを思い出して、 「建設業界も同じような感じだろうな」って思ってました。

難波

「私も女性のイメージはなかったなあ。父も祖父も建設業界で働いていたので、 建設業界=男性ってイメージがとくに強かったんですよ。母が父の会社で事務員をやっていたので、女性で働いているのは事務員さんくらいかなって。

玉城

私も難波さんと同じで、お父さんもおじいちゃんもみんな建設業界で働いていたので建設業界のイメージ自体は解像度高かったですね。 でも、だからこそネガティブな印象も大きかったですね。

勝俣

私もみんなと似たようなイメージだったかな。でも一方で、建設業界は密接に私たちの生活に関わっていて、重要な仕事だっていう魅力と、そこに携わっていける期待感もありましたね

玉城

たしかに。私も建設業界で働くことを決めたのは、不安よりもワクワクが勝ったからなんですよね。女性が少ないってことは、少しでも活躍すれば輝けるな、目立てるなって

実際に現場に行ってみて、
女性の現場監督はいましたか?

難波

いましたね。快活な方もいれば、おとなしい方まで、色んな性格の方がいたので、良い意味で全然イメージと違ってましたね。
ただ、私の配属先は大手の建設会社が請けている現場だったので、中小企業の現場だとまだまだなのかな?

勝俣

たしかに、中小企業の現場まで女性活躍の意識が浸透しているかといえば疑問かも。 大きなゼネコンだと、女性もかなり増えてきていて徐々に仕組みも意識づけが整備されてきていると思うんですけど、私が配属されたのは数十人規模の会社の現場で、女性もそれほど多くなかったのでので 「大丈夫?できそう?」って心配されることが多かったですね

古泉

現場にもよるよね。私の2番めの現場はRC造の規模の大きな現場だったんですけど、同い年で、私よりも小柄の女性がバリバリ動いていたこともあって、私も信頼して仕事を任せてもらえていたから。

玉城

私の現場も、まだまだ女性活躍に対する意識は正直高くなかったかな。でも、その世界に飛び込んだからからには、そこで活躍してこそ建設業界の価値観を変えられると考えていたので。私たちが頑張ることで、ポジティブな変化が生まれていくのかなって思います

古泉

そうだね。最初の現場が終わったタイミングで、現場所長さんから「これまで女性からの応募もあったんだけど、 『女性にはできないだろう』と思って断っていた。でも、古泉さんが来てくれて、『女性でもできる』って確信に変わったんだ。これからはどんどん女性を採用していこうと思ってるよ。ありがとう」って 言ってくださったんです。少しは建設業界に変化を与えられたかなって嬉しくなった記憶がありますね

女性だからこそ建設業界で活躍できた、と
感じた経験はありますか?

難波

マンションの配管を新設するために、壁を壊してクロスもすべて張り替えることになったんです。その説明を住まわれているご夫婦の方にしたときに、旦那さんが「どんなクロスでもいいよ」とおっしゃっている隣で、 奥様が浮かない表情をされていたのに気付いて。クロスの一覧表を渡して、「違うものにしますか?」って声を掛けたらすごく喜んでくれたんです

古泉

すごいね、それ。

難波

ありがとう。こうした表情の機微に気付くこともそうですし、女性のお客様も多いので、共感力高く接することができるのは同じ女性ならではかもしれないですね。「女性の現場監督さんがいてくれてよかったよ」「話しかけやすかったよ」って言っていただいたときは、やっぱり嬉しかったです

勝俣

細かいところにまで気が利くっていうことだと、私、めっちゃ掃除してた(笑)。 現場事務所っていろんなポスターが貼ってあるんですよ。「熱中症に気をつけよう」みたいな。それがナナメだったりシワシワしているのが気になって…。 働く環境をきれいにすることは、よく意識していましたね。

古泉

私はほぼ一日中現場に常駐していたので、職人さんたちと話す機会がとても多かったんですけど、 男性の現場監督さんから男性の職人さんに依頼をするときって、どうしても角が立つことがあるんですよ。 でも、私から伝えると「ちょっと時間かかるけど、やってみるよ」みたいに対応が違ったりして(笑)。

勝俣

あるある(笑)。私も書類の催促をしなきゃいけないことが多かったからよく分かる。

玉城

エレベーターとか、設備の予約を取りやすかったりとか(笑)。

難波

たしかに、言葉遣いも女性のほうが丸いというか。ちゃんと歩み寄って話し合えるから、うまく収まるよね

古泉

女性はマメだし、連絡も密にとるからかもしれないよね。それもあって、現場をきっちり把握している方が多い気もする

とはいえ、建設業界で働く中では、
壁もあったと思います

玉城

ありましたね(苦笑)。現場が進むにつれて関わるスタッフさんも段々と多くなってきて。 飛び交う専門用語も増えて。途中から、もはや何がわからないのかも分かんないんですよ。そんな状態でミーティングが進んで、 物事が決定していっているときはツラかったですね。
もちろん、そこに食らいついていかないと、みんなでいいモノを造れないと分かってはいるんですけど。

古泉

私の一番の壁も、専門用語でしたね。現場の方々も、入ってすぐに仕事ができないことは百も承知で私を受け入れてくださってはいますし、 現場でも教えてくださるんですけど、とはいえ専門的な知識は、自分自身が覚えようと努力していかないと身に付かないものなので。
鉄筋一つとっても「SD295」とか「SD345」とか…、ほんっとにたくさん種類があるんですよ。本当に覚えきれない。

all

一同

\ めちゃくちゃ分かる(笑) /

古泉

どの業界で働くにも同じだとは思いますが、分からないことがあったらすぐに「これ、何ですか?」って恥ずかしがらずに質問することが大事ですね

勝俣

そうだね。ただ、私は質問するにしても自分の欲しい答えを得るために、自分はいま何が分からないのか、何を聞きたいのかっていうのをちゃんと整理した上で、 質問をすることを心掛けてたかな。説明が苦手な方もいらっしゃるから、うまくコミュニケーションを取れるように

難波

たしかに、建設現場ってたくさんの方々が一緒に働くから、対人関係って大事だよね。男性がまだまだ多い業界だからこそ、 中には女性への関わり方に慣れていない方もいます。私が携わった現場の所長さんも口調の厳しい方だったから。 でも、キャリアマネージャーの方に相談したら、すぐに現場に来てくれて。 所長さんと私の間に入って話をしてくださったんですよ。次の日には、所長さんも「建設業界も変わっていかなきゃいけないんだよな…」って言ってくださって。

勝俣

困ったことがあったら、一人で抱えこまないほうがいいよね。

難波

うん。そして何より、竣工まで携われたときの達成感と出来上がった建物を見たときの感動。 そして、「これを人の手で造ったのか!」っていう職人さんへのリスペクト。こういう感情は竣工したときにこそ生まれるものですし、 これを一度味わってしまうと「次の現場も頑張ろう!やりたいな」って思えるんだよね。

玉城

分かるなあ。現場って小さな「ありがとう」がたくさん飛び交うんですよ。職人さんから「玉ちゃんがいてくれてよかったよ!」みたいな。 やっぱり、それってすごく嬉しいし、やりがいも感じるし。その人たちのことを考えると、私も頑張らなきゃって思えるから。何より、建物が段々と出来上がっていくのを目の当たりにすると、やっぱり楽しいよね。

最後に、建設業界を志す女性の方々に、
先輩としてメッセージをお願いします!

玉城

女性にしか分からないこと、気付けないことも多いので、女性こそ活躍できる業界だと思いますし、そうした女性ならではの強み良さを受け入れる体制の整備もがどんどん進んでいます。皆さんにはぜひ、その先駆けになってほしいです。建設業界って楽しいですよ!

勝俣

不安はあると思うんですけど、ウィルオブ・コンストラクションだからこそできるサポート体制があるので、ぜひ安心して入ってきてください!

難波

私も最初はすごく不安でしたし、皆さんの中にも「男性社会に飛び込んでやっていけるのかな…?」って思っている人が多いと思います。 でも、こんな私でも3年続けてこれました。
今やウィルオブ・コンストラクションの新入社員は女性のほうが多くて、女性の進出が当たり前になってきていると思いますし、私たちはそういう世界を作っていきたいと思っているので、仲間になってくれたら嬉しいです!

古泉

私は、建設業界で働くことを周りに反対されていたんです。 「本当に大丈夫?」って。でも、いまはそういうマイナスのイメージから本当に変わってきているますし、実際に「女性だからこそ活躍できるな」と 感じることが多かったので、悩んでいるならぜひチャレンジしてほしいです。 「建設業は女性の業界だ!」って言われるぐらいの世界を目指していくので、その一員にぜひ加わってみませんか?

CONTENTS

  1. 業界を知る INDUSTRY

  2. 会社を知る COMPANY

  3. 仕事を知る JOB

  4. 環境を知る ENVIRONMENT

  5. 社員を知る INTERVIEW