文系出身者が9割以上を占めるウィルオブ・コンストラクションでは、一人ひとりが着実にキャリアを積んでいけるよう、建設業界に精通した講師たちによる様々な研修プログラムを用意しています。 今回インタビューを受けてもらった古泉さんや難波さんもその一人。研修で基礎を学んだのち、現場で活躍され、現在はその経験を後輩たちに伝えるべく、日々講師として登壇しています。 お二人には実際に受けた研修の内容から、研修は本当に役に立ったのかまで、本音で語ってもらいました。
PROFILE 住宅新築現場の施工管理を担当後、キャリア開発部に異動。現在は施工写真・フルハーネス特別教育・建設業の基礎の研修を行う
PROFILE 住宅の配管工事の施工管理を担当後、キャリア開発部に異動。現在はPCスキルとAutoCAD講座を行う
難波
「建設業とは?」っていう本当に基礎の基礎から入って、段々と専門的な内容になっていきましたね。鉄筋工事や型枠工事といった、それぞれの工種だったり、 施工管理の具体的な仕事内容について学びました。 そのほかにも、WordやExcelといったPCスキルや、名刺交換やメールの打ち方といったビジネスマナー。 あとはCADっていう設計ソフトを使って実際に図面を書いてみる、なんてカリキュラムもありましたね。
古泉
やっぱり一般的なイメージだと、男性社会で、仕事も大変、みたいなイメージがあると思うんです。研修では、「まだまだ、そういう一面もあります」とキレイごとだけではなくてリアルを伝えてもらいつつも、それでも最新のITの話なんかもあって。建設業界がどんどん変わってきていることが知れたのも良かったですね。
講師の方々が皆さん面白くて、明るい(笑)。その中でも、とくに望月さんは貫禄が(笑)。力強くて、でも優しくて頼りがいがあるというか。望月さんみたいな人が現場にはたくさんいるんだろうなって勝手にイメージしていて、実際にそうだったので、現場に出てからもギャップはなかったですね。なので、現場に行ったら望月さんみたいな人と一緒に働くんだなって思って受けてみるといいかも。
確かに(笑)。望月さんは現場で20年以上経験してきただけあって、雰囲気があるよね。
\こちらが現場経験20年以上の望月さんです/
所長さんとか職長さんとか、現場のベテラン勢はみんな似た感じだよね(笑)。
そうそう。長年、現場を経験してきた人だからこそ伝えられるような専門的な内容もあったし、事前にリアルなイメージを持てたのは良かったなって思います。 あとは研修の内容によっても雰囲気は様々で。座学もあるし、ビジネスマナーだったら同期みんなで名刺交換してみたりと賑やかな雰囲気で。逆にPCスキルはみんなで黙々と課題をこなしてっていう。それぞれの研修によって色があるので、受けていてどれも面白かったですね。
研修のときはインプットが多すぎて、ぶっちゃけて言うと、前半に教えてもらったことは、後半になるとあんまり覚えてないんですよ(笑)。専門的な内容もすごく多くて。 それまではビジネスメールすら送ったことがなかったのに。
分かる(笑)。初めてのことばかりだもんね。
でも、実際に現場に行ったら、研修のときに学んだ内容を思い出すんですよ。「これが建物の基礎か~」とか「こうやって配管を通すんだ~」とか。 研修の時点では「そういうものがあるんだな~」ぐらいしか理解できないとは思うんですよ。でも、現場に行ったら「あ、これが研修で言ってたやつだ!」って、学んだ知識が繋がってくるんです。現場で働き始めてから、より研修のありがたみが身に染みたというか。
本当にそう思う。研修を担当されている望月さんがよく、「まずはポケットに入れておくだけでいい」って表現を使うんですよ。その場では完全に理解しきれなかったところもあると思うけど、 実際に現場で目にしたときに、ポケットを探して「これだ!」って取り出せたときは、研修を受けていてよかったなって思いました。
ポケットに何も入っていないまま現場に出ていたら、現場で目にするものも、飛び交う言葉も、全部なんのこっちゃか分からなかっただろうなって思います。
そうだね。専門用語や業界用語もめちゃくちゃ多いし。でも、例えば、土を運ぶ一輪車のことを建設現場では「ネコ」って言うんだよとか、 そういうニッチな内容も研修で学べるので、安心感はありましたね。 これって、建設業界が初めての人にとっては本当に大きな違いだと思います。研修がなかったら、私も何倍も苦労してたんだろうな…。
研修でも材料や器具について一通り学べるんですけど、もちろんすべてが網羅されているわけではないので。細かいところは、現場で覚えていくことのほうが多いのかなと思います。職人さんからも「ここの配管の大きさって、これでいいですか?」なんて質問も受けるんですけど、どう回答すべきか、どんな指示を出すべきかはその時々で変わりますし、施工管理の知識をより深めていくためには、現場に出て学ぶことが一番ですね。
研修で実物をすべて見れるわけじゃないもんね。私は鉄筋工事を担当することが多かったんですけど、実物の鉄筋ってめちゃくちゃ大きくて。 目にするまでは、私でも持ち上げられるかなぐらいのイメージだったんですけど、実際は1本でもとても1人では持てないようなもので。 あとは機械の大きさにもびっくりしましたね。こんなに振動が強いんだとか、こんなに音が大きいんだとか。そういう現場の雰囲気も、直接体験してこそ分かるものだと思います。
「最初は分からなくて当たり前だよ」ってことを伝えてあげることですね。私自身、初めは分からないことばかりでしたから。 もちろん、不安もあると思うんです。専門用語ばっかりで、「本当にやっていけるのかな」って。でも、現場に行ってから繋がる知識がたくさんあるので、「難しいな」「無理かもしれないな」と諦めないでほしいですね。
私も「最初は分からなくて当たり前だから、遠慮せずに聞いてね」って伝えてます。もちろん、分かりやすく説明するように心がけてはいるんですけど、もし分からないことがあったら、必ず手を挙げて聞いてほしいですね。 どんな仕事でも、いざ働き始めたら、分からないことがどんどん出てくると思います。そのときに自ら質問をする、アクションする大事さを意識してもらうためにも、研修中からたくさん質問してもらいたいんです。
たしかに、自分から行動をするっていうことは、一番大事かもね。
うん。もう一つは、事前に現場のイメージを持てないと不安だと思うので、なるべく私がこれまで経験してきた話を織り込むようにしています。わたし自身、不安もありましたし、苦労したこともありますが、それでも乗り越えられているよ、って伝えられたらうれしいですね。
私自身、建設業界で働くことには「本当に大丈夫かな…?」って思うことのほうが多かったというか、むしろ不安しかなかったんです。でも、もう入社3年目になりますが、この会社に「入らなきゃよかった」って後悔したことは一度もありません。 初めての世界に飛び込むときは誰でも不安だと思います。それでも、私と同じようにウィルオブ・コンストラクションで働く人たちだったり、会社の雰囲気に魅力を感じてくれたのであれば、ぜひ一度応募してみてもらえたら嬉しいですね。 その思いを裏切るような会社じゃないことは私が一番よく知っています。知識面は私たちがサポートしますし、何でも相談に乗るので、直感を信じて、安心して飛び込んでみてください。
私も色んな会社の面接を受けた中で、ウィルオブ・コンストラクションが一番寄り添ってくれたんです。他の会社の就活の相談にまで乗っていただいたり。 学生のときに、先輩たちから「社会人ってツラいよ」って話をいつも聞いていたんですけど、こういう人たちと一緒だったら、もしツラいことがあっても、 頑張っていけるだろうなと思えたんです。実際に入社してからも、皆さん面接のときと一切ギャップがなくて、それに逆に驚いたというか。「あれ、素だったんだな」っていう(笑)。 やっぱり最初は不安のほうが大きいと思うんです。でも、サポートしてくれる人がたくさんいますし、私も全力で支えるので、一度きりの人生、思い切って挑戦してみてほしいですね。
うん。もう一つは、事前に現場のイメージを持てないと不安だと思うので、 なるべく私がこれまで経験してきた話を織り込むようにしています。わたし自身、不安もありましたし、 苦労したこともありますが、それでも乗り越えられているよ、って伝えられたらうれしいですね。
FEATURES
ウィルオブ・コンストラクションの基本データ
第一線で活躍中の女性社員から見た建設現場のリアル
建設現場での経験を異なるポジションで活かす制度がある